なんとなく気分が落ち込む。悲しい気持ちがしてくる。
これらは「抑うつ気分」という、うつ病や双極性障害の症状の一つです。
これからあげるような他の状態が当てはまるようなら、受診をお勧めいたします。

CASE1. 楽しかったことが楽しくなくなった

以前は、趣味であるドラマを見て、息抜きをしていたAさん。
ところが、最近はボーっとしていることが多く、テレビを見なくなってしまった。
理由を聞くと、ストーリーが頭に入らない、楽しくなくなってしまった、と。
→これは「集中力の減退」「興味・喜びの減退」という状態です。

CASE2. 物事が手につかなくなった

仕事の早さを評価され、職場で期待されていたBさん。
ところが、最近はアイディアが浮かばず、思っていた半分も仕事が終わらないことも。
話を聞くと、考えがまとまらない、焦ってしまい、仕事が手につかない、という。
→これは「思考力の減退」「精神運動焦燥」といった状態です。

こういったエピソードを経験したことがある方は、精神的に健康な状態とは言えません。
上記はほんの一例であるため、他の状況で辛さを感じている方もいます。
自分ではなんでもないと思っていたことが、実は精神疾患の症状だった、ということも多くあります。

クリニックに行くほどでもないけどなんだかつらい。

医師は客観的に、病気、病気ではない、を評価します。
クリニックの受診は自分自身を知ることです。
これからのために、自分のために、相談しましょう。

早めの受診が早めの改善につながります。